Concept
現在、経済活動が最優先に考えられる社会では、合理的な考え方が重視され、無駄なものや非効率なものはどんどん排除される傾向があります。そのことは、価値観を画一化することにつながります。
しかし、私たちはそのような社会に生きることを望んでいるのでしょうか?
子どもも大人も、様々な人やもの、価値観に出会うことで新しい気づきを得ることができます。
そうした気づきは、自分自身の価値観について改めて問い直す機会になりますし、考え方の違いを認めあい、尊重しあうことの大切さに気付く機会になります。
人が豊かに生きるためには、多様な価値観にふれあえる、人と人とのゆるやかなつながりが必要なのではないかと考えています。
このような場をつくりだすために、子どもも大人も気軽に参加できるアートワークショップの活動を行います。
そこでは、ただそこにいるだけでもよし、新しいことにチャレンジして失敗してもよし、普段出会えない人と出会う場にしてもよし、関わる人それぞれの視点で楽しみ方を作りだすことができます。
このような場をつくることで、ひとりひとりが考える豊かな社会について、みんなで語り、形にしていくための足掛かりにしていきたいと考えています。
Art Workshop
地域の中で、さまざまな価値観を持つ人たちが出会う場をつくりたい。
お互いの価値観を大切にできるような場をつくりたい。
その方法として、ものづくり活動をとりいれた「アートワークショップ」を行っています。
アートワークショップの現場では、ゴールよりもプロセスを大切にします。
手を動かす中で自分自身とじっくり向き合ったり、参加者同士でおしゃべりしながら新しい発想につながったり、そうした出来事のひとつひとつに魅力があります。
そこには、「教える人/教わる人」という関係性を超えて、全員で今・この場をつくりあげていくというダイナミズムが生じているのです。