「マルイシ工作室」では、人や物、さまざまな出来事に出会い、多様な価値観にふれあえる場をつくることを目指して、アートワークショップの企画・運営を行っています。
中山町の新しいおまつり「トリキョリまつり」を考えよう!
会期 :2021年11月14日、12月11日、12月27日、
2022年1月16日、3月27日
会場 :wai wai place中のや、中山町中央公民館
コロナ禍において、さまざまな行事が中止になり社会とのつながりを感じずらいタイミングだからこそ、こどもたちのアクションが何かしら形になる機会を作りたいと考え実施したプロジェクト。
コロナ禍において、人との関わりを制限されてしまうことを逆手にとって、「距離を取ることを楽しむ」をテーマにした遊びを小学生7名が企画、実践しました。4回のミーティング、試作を重ねながら、メンバーは「距離を取ること」について考え、準備してきました。
途中、感染者の増加により、本番の開催が延期されることもありましたが、3月に町内の子どもたちを呼んで、遊びの機会をつくることができました。メンバーからは、「コロナでいやなことがいっぱいあったけど、それを逆に利用して楽しく工夫できて良かった。」
「最初、できるかわからなくて不安だったけど、できちゃった!」という言葉が生まれ、自分達で0から考えて、プロジェクトを実施した達成感を味わう機会となりました。
「絵の具であそぼう!キリハリ大作戦!」
会期 :2018年8月4日(土)10:00~12:00
会場 :中山町中央公民館
参加者数:子ども15名、大人11名
中山町中央公民館の中庭はゆるやかな丘になっていて、その環境を活かして、絵の具遊びのしかけを作りました。丘には大きな布を敷いて、手や筆、足を使って思いっきり絵の具をのせていきます。絵の具のどろっとした質感や、光に色がすける様子、子どもたちは、遊びながら次々と生まれる絵の具の表情を楽しんでいました。太陽の光と絵の具の鮮やかな色が重なって風景が輝いて見えました。
「ゆったり・YUKIHIRA・コーヒータイム
ー初級編ハンドドリップと染物を楽しもうー!」
会期 :2018年9月17日(土)10:00~12:30
講師 :齊藤真二(YUKIHIRA COFFEE代表・ロースター / 整備士)
会場 :YUKIHIRA COFFEE
参加者数:大人7名
このワークショップでは、染物とハンドドリップの二本立てです。染めでは、焙煎で焼きすぎてしまった豆を砕いて染液を作り、トートバッグを染色しました。染物を乾燥させている間は、ドリップ講座です。はじめは自分なりの方法でコーヒーを淹れてもらいました。そこから、コーヒー豆の焙煎の違いで味が変化することや、YUKIHIRA 流の入れ方を教えていただきました。香りや味の変化が明確にわかることに、参加者の皆さんも驚いていました。。
「中山町おはなしリレー!」
会期 :2018年10月28日(日)15:00~17:00
会場 :中山町立図書館「ほんわ館」
参加者数:子ども3名、大人10名
中山町に伝わる昔話「つんぶくダルマ」から想像をふくらませ、新しい物語を考え、つなげていく活動を行いました。参加者は、あらかじめ用意しておいた白いダルマに、色紙をはったり、小物を持たせたりして、新しい登場ダルマを生み出していました。「途中で温泉によってゆったりしているダルマ」や、「成金になったダルマ」など、大人の視点がぞんぶんにもりこまれた作品がつくりあげていました。
「みつけた!カヤかくれのいきもの」
会期 :2018年12月15日(土)14:00~15:30
会場 :中山町立図書館「ほんわ館」
参加者数:子ども7名、大人4名
2017年に行ったカヤカリの活動の中で「カヤの中にかくれて棲んでいる日本一小さいネズミ、カヤネズミがいる」というお話しを職人さんから聞きました。カヤやドライフラワーを使って、オリジナルのカヤネズミを作ることにしました。天童市で作られる将棋の駒をつくるさいに出る木屑を使って、水とのりを混ぜてオリジナルの粘土をつくります。サラサラの粉がパン生地のような質感に変わる様子に子どもたちは大喜びでした。
「中山町の冬のマルシェ『からまがる』
ーsnug as a bug in a rugー vol.3」
会期 :2019年1月26日(土)、27日(日)
会場 :穂積繊維
来場者数:26日 192名、27日 170名
出店者 :アトリエすずべ/ 伊藤敦子/栂瀬商店/ なかやまのなか
富士紙器/ ぷろぺら商店/穂積繊維/マルイシ工作室
宮城友紀/ゆうききよみ/えるぽぴん/Cochon D'or -
中山クリエイティ部/Yukihira Coffee
スペシャルライブ:登坂尚高
「オナカマさまってどんな人?
ーリズムをならす楽器をつくろうー」
会期 :2019年2月16日(土)14:00~16:00
講師 :ぬまのひろしさん(現代民族音楽研究家)
会場 :中山町立中央公民館 / 中山町立歴史民俗資料館
参加者 :子ども10名 大人6名
この活動は、先祖の霊を呼び出して占いをする「オナカマさま」をテーマにしています。現在、中山町にはいらっしゃらないのですが総本山である岩谷十八夜観音があります。
町の資料館には「オナカマさま」が占いに使っていた道具トドサマ・弓・数珠が資料館に保管されています。資料館を見学したのちに、講師のぬまのひろしさんから、塩ビパイプとワイヤーを使った弓の楽器の作り方のレクチャーを受けました。 そして、自分たちで「なにかしらの神様」を考えて、その神さまに届くように音を出すことにしました。
弓の弦を叩く音に合わせて、ぬまのさんが口上を読み上げ、みんなの願いを読み上げていきました。どん・どん、と低い音が響く室内は本当に不思議な雰囲気に包まれました。 「真剣なんだけど遊びである」というギリギリの空間を、参加者全員で作り上げていく時間は、スリルに満ち溢れていました!